プラネテス Phase1 「大気の外で」

プラネテス 1
プラネテス 1
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バンダイビジュアル (2004/04/23)
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おすすめ度の平均: 4.65
5 良質!
5 宇宙時代を予感させる。
5 大気の外だろうが人は愛を叫ぶし、空気と同じだけ希望をボンベに詰めて宇宙に出る。

概略
「やっと着た。宇宙勤務!」
2068年、高高度旅客機・アルナイル8型(以降アルナイル8型)を襲った一本のネジ、しかしそのたった一本のネジが凄惨な事故を引き起こした。人類は地球を周回するスペースデブリの回収が急務となる。
物語の舞台は七年後、テクノーラ社新入社員のタナベは国際宇宙ステーション(以降ISPV-7)に到着した。ISPV-7、テクノーラ社の地下にひっそりとたたずんでいるデブリ課。そこでタナベが目にしたものは…。
レビュー
概略部分は各話のさわりってことで。ちなみにタナベが目にしたものも見所の一つなんで自分の目でご確認を(笑)。はてさて、Phase1「大気の外で」ではスペースデブリっていうのはどういうものか?デブリ回収とは一体?といった説明でしょうかね。あと、テクノーラ社におけるデブリ課の立場とか(笑)。
スペースデブリという単語を聞いた事がある人は結構多いかもしれませんね。こいつはリアルな世界でも十分に厄介な問題でもあります。宇宙飛行士が船外活動中にスペースデブリが直撃、もしくは国際宇宙ステーション(ISS←こちらはリアルな世界で存在する奴)に直撃といった事故が起きると多大な被害が出てしまう、ってのは誰もが容易に想像できる事です。プラネテスではそういった事故(アルナイル8型の事故)が実際に起きてしまい、スペースデブリの存在が宇宙開発の妨げになる、そんなスペースデブリを回収し始めて…というところからスタートしていきます。
Phase1の一番の見所はタナベとハチマキ(主人公)の宇宙空間でのケンカ(笑)でしょうか。でもこのケンカで出てくる単語の端々が後々まで引き摺るわけで…。ちなみに冒頭も後の話でのキーポイントになるんで必見です。しっかし、ようやくハチマキの名前が出たな(笑)。