プラネテス Phase21 「タンデム・ミラー」

プラネテス(8)
プラネテス(8)
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バンダイビジュアル (2004/11/26)
売り上げランキング: 3,972
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おすすめ度の平均: 4.86
5 とにかく怒濤の展開
5 クライマックスに向け急展開を遂げるストーリー
5 狂った歯車

概要
「また愛?アナタの愛は薄っぺらいのよ!」
タンデムミラーエンジンの爆発事故により、月軌道上のデブリ回収の手助けをする事となったデブリ課の面々。一方、ハチマキの方も佳境に入り、実際にフォン・ブラウン号に搭乗し試験を行う事になる。タンデムミラー・エンジン部に来た受験者達。そうしてミラーコイルに反射したハチマキの顔はもう一人のアイツの顔だった。その夜、眠れぬハチマキはもう一人の自分と遭遇する事になる。
レビュー
デブリ課サイドでは、月のデブリ課(確か第三事業部)の応援に行くという事になったんですが、ここでタナベとクレアの間で衝突が起きます。タナベの言った「デブリを拾う事は宇宙開発に繋がる」に対して、「宇宙開発」といった言葉は必ずしも人類の夢ではないと言うクレア。つまり宇宙開発(宇宙資源の採掘、新資源の開拓etc)といった事は先進国の一部にしか恩恵を享受することができない、その裏では貧困に包まれている国だってあるという事を言っているんですな。しかもクレアの場合はエルタニカという国で生まれたからこそ、そういう場面が目の前の日常として起きていたわけですからな…。
さて、一方のフォン・ブラウン号サイド…どこまで書いて良いものやら(汗)。まぁ、ハチマキは試験に集中するあまり危険人物と化している事は書いた…っけ(汗)。今回もその様相は濃くなってきています。タナベからの電話も「用件は何だ?」と冷たいお言葉。今のハチマキにとってはフォン・ブラウン号しかないんですわ。だからデブリ課や同僚はもちろん、タナベでさえも重荷でしかないん…いや、そんな余裕はないと言ったほうが正しいのでしょう。そんな中、一つの大事件が起きます。…それは次回のレビューにでも(っていうか流石に今回では書けねぇorz)。