プラネテス Phase5 「フライ・ミー・トゥー・ザムーン」

プラネテス 2
プラネテス 2
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バンダイビジュアル (2004/05/28)
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概要
「だっていつでも宇宙にいけるもの。シア、宇宙大好き!」
テクノーラ社第二事業部デブリ課の面々は休暇中、ハチマキ・タナベ・フィーの三人は月を目指していた。そんな中、ハチマキはシアと名乗る小さな少女と出会った。シアは自分の宇宙船が欲しいと夢を語る。ハチマキと同じ夢を持つシア、ハチマキは少女に共感を覚えたのであった。少女の家族は無理心中をするために月を目指しているとも知らずに…。
レビュー
恐らくここら辺から、いやもう最初あたりぐらいから分かるかもしれませんけど、プラネテスっていうのは舞台は確かにSFだけど、内容は自体はSFとは異なるもんだって気づくかもしれませんね。だってさ、無理心中だよ、無理心中。しかも宇宙で(笑)。まぁ、ただその裏には宇宙資源が絡んでいるんで、やはりSFの設定が根底にあるのは間違いないんですけどね。今回のレビューは少なめで終了。っていうのは余談に時間くってしまったんで(笑)。
余談
さて、この話で出てくる用語「ロールG」、アレは回転する事により発生する遠心力で擬似的に重力を作り出す…って話なんですが、あの展望ラウンジは多分中心軸よりかなり外側だと思われ。っていうのは遠心力は中心に近づけば近づくほど力が弱まるんですね。なので中心軸周辺に発生する擬似重力は弱い、となるわけです。
そういやPhase1にて、タナベがISPV-7内のテクノーラ社ブロックにやって来たシーンがあります。そこを注意深く見てみると、

①タナベ乗ってきたと思われる高高度旅客機がISPV-7中心部に接着
②エレベーターを使ってテクノーラ社オフィスブロックに行く

ってな感じ。エレベーターの上部にISPV-7中心部から外周部(テクノーラ社ブロック)に向けて動く様子が映ってましたよね。しかも内部から外側に近づくたびに0Gから1Gへ、と。つまりはそういうことでございます。ちなみにコリンお坊ちゃまが来てTOYBOXから出てきた直後のシーン、あそこは0Gだったんで中心部になると思われます。
さて、そうすると擬似重力の発生具合と挿入されたシーンによってそこがISPV-7のどこらへんかが予想つきますね。想像するに、

中心部(0Gエリア)
①高高度旅客機発着所、その他宇宙船の発着所(ドッグ)
②仮眠室
外周部(1Gエリア)
①テクノーラ社を含む各企業ブロック(資材課・資料課etcを含む)
②食堂
③お店やホテルがある通り

って感じになるんでしょうかね。一応参考としてISPV-7の画像のリンクでも。
参考:ISPV-7(サンライズ公式による)
追記:回転Gに関してJAXAのFAQに興味深い奴がありました(これ)。国際宇宙ステーション(ISS)の回転G実験モジュールの模様。まだ人間用ではないとのことですが、実験を重ねれば人間用の回転Gモジュールができるかもしれませんね。