天帝妖狐の感想

  • A MASKED BALL

とある学校のトイレに書いてあった「ラクガキヲスルベカラズ」という、矛盾に満ちた落書きを発見する事から物語が展開していきます。まあ、ジャンルはサスペンスになるのかな? とはいっても、主人公の性格、そして彼を取り巻く登場人物の妙といって良いのだろうと思いますが、全体を通してみれば特に陰鬱とした雰囲気は無く、寧ろ、学校の怪談のような雰囲気を醸しています。非常に読みやすい作品ですので、是非ご一読を。
しっかし、小学5年生から喫煙って(汗

  • 天帝妖狐

顔中を包帯で隠す夜木は、ある街で行き倒れにそうになり、杏子に介抱される事となります。夜木は次第に彼女と心を通わせるようになるが、彼にはある秘密がありました。唐突に訪れる「死」という残酷な運命を忌避するための契約は、「死」よりも勝る残酷な運命の幕開けであって、、、っていうのがあらすじ。ジャンルは伝奇ホラーですが、全体を通してみると、非常に切ない悲運の物語です。読み終えたときには得も言われぬ寂寥感が漂ってくる事でしょう。是非ご一読を。多分、泣くと思うょ?
という事で、今度こそ暗黒童話に突入。灼眼のシャナの方も同時進行ですが、近日中に感想を。