プラネテス Phase22 「暴露」
おすすめ度の平均:とにかく怒濤の展開
概要
「孤独も！苦痛も！不安も！後悔も！勿体無くってなぁ…テメェなんかにやれるかよ！」
ハキムがフォン・ブラウン号の試験を受けた理由、それはフォン・ブラウン号を破壊するためだった。そう、軌道保安庁に入庁したときから彼はテロリストだったのである。ハチマキは軌道保安庁から取調べを受け、終了後に見慣れた人物とすれ違う。
レビュー
宇宙防衛戦線、こいつ等は所謂テロリストでございます。「人類が宇宙に出たのは間違いだった」だっけかな？つまり前回にクレアが言った事、「宇宙開発は必ずしも人類の恩恵ではない」の文言を実践する人達ですな。宇宙開発をしてもその恩恵は一部の先進国しか受け取る事ができない、途上国は何時までたっても途上国のままだ…っていうアレ。
まぁ、想像するに当初は人類全体が期待していたんでしょう。月や火星の宇宙資源を開拓すれば人類全体が豊かになるんではなかろうか？って考えたのでしょう。でも蓋を開けてみれば石油に依存していた頃と世界は変わらない。それを悲観し、宇宙防衛戦線が生まれたのでしょうな。
さて、本題の方へ。前回の事件で牙を向いたハキム。彼は宇宙防衛戦線でございます。フォン・ブラウン号の試験もフォン・ブラウン号を破壊するためだけにあの試験を受けた訳、という事なんですが…非常に忍耐力があるというか何と言うか(汗)。
まぁ結局、ハチマキは(試験の中では誰よりも)信頼していたハキムに裏切られてしまったわけです。そしてハキムの次は忍者、ギガルトさん、タナベと次々にハチマキを落胆させる事が起きてしまいます。
…結構、痛い展開でございます。できれば今回以降からラストまでは一気に見た方が良いと思いますわ。っていうかね、一気に見ちゃうって多分(笑)。レンタルで借りる場合は絶対に8巻と9巻はペアで借りて下さい。じゃないと次ぎ借りるまでもんどりうってしまうんで(汗)。
