プラネテス Phase20 「ためらいがちの」

プラネテス(7)
プラネテス(7)
posted with amazlet at 05.02.08
バンダイビジュアル (2004/10/22)
売り上げランキング: 1,080
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 5
5 誰に何と思われても・・・
5 男のわがまま
5 きれいごとだけでは生きていけない

概要
「私は絶対にフォン・ブラウン号に乗ると決めている。例えその為に犯罪を犯す事になっても…」
タナベがテクノーラ社に入社して早一年。研修を終えた新人が配属される時期に差し掛かった。そうして新人がやって来る。新人の名前はクレア・ロンド。そう、管制課のクレアだった。一方のハチマキは未だフォン・ブラウン号の試験中である。四人一組になり閉鎖環境テストを受ける事になったのだが、試験終了間際に酸素が供給されなくなるといったトラブルが起きてしまう。
レビュー
今回からは、ハチマキ(フォン・ブラウン号)サイドとタナベ(テクノーラ社)サイドに分かれて話が進行します。ハチマキの方では選考試験の模様、タナベの方では今までどおりの日常業務の模様を、という事なんですが、ハチマキとタナベのすれ違いが非常に痛い。ハチマキは試験が進むにつれ、次第に危険人物(笑)になっていくし、タナベはクレアによって問い詰められるし…。
今までの話は人間ドラマ、これからも人間ドラマ。でも今までのそれとは違う点もあるんですよね。それは群像劇の視点かなぁ、と星見は思います。前半ではデブリ課全体を通してのお話。だから物語の主人公はハチマキでも、一つ一つの話を見るとデブリ課全体が主人公なんですよね。でも後半は中心にハチマキとタナベ、そしてそれを取り巻く重要なメンバー一人一人が主人公である、と。
まぁ、そんなこんなで話(場面)が分かれながら進行していくんですが、とある事件を通じで二つの話がリンクし始めていきます。その話はもう少し先のことなんで、今は出し惜しみー(嫌な人)。