プラネテス Phase16 「イグニッション」
おすすめ度の平均:見入ってしまう感じです。
怒涛の後半戦・・・?
すばらしい!
概要
「太陽系は変わるぞ?こういう時はバカが必要なんだ」
デブリ回収作業の際、太陽の活発化によるフレアによってハチマキは宇宙に一人漂ってしまう事になった。救出されたハチマキ、放射線の影響を懸念されていたのだが、運良くバンアレン帯の隙間に入り放射線の影響をうけずにすんだ。そうして退院の日にある検査をした。感覚遮断室に呼ばれるハチマキ、そこで精神的な病が発覚する。空間喪失症、ハチマキは宇宙飛行士にとって致命傷とも言える病にかかってしまったのである。
レビュー
ハチマキが内なるもう一人の自分と対話するお話、そしてハチマキのターニングポイントになるお話しでございます。もう一人のハチマキは「お前の病はおまえ自身が作り出した」と語ります。結局ね、もう一人の自分は「弱い自分を認めろ」と言ってるんですわ。陸に帰って分相応の人生を歩め、と。でもハチマキ自体は認めないんです。宇宙は俺の居場所だ、まだ宇宙船を手に入れてない、と。そうして一つのエンジンを見る訳です。木星往還船、フォン・ブラウン号エンジンを。
しっかし、ラストのハチマキ、かなーり、ね(汗)。勘のいい人は何か感じ取れるかもしれませんね。はてさて、次回は木星往還船フォン・ブラウン号のエンジン設計者、ロック・スミスとハチマキの親父ゴローさんが登場しますぞー。